国内導入実績

橋本市民病院様(和歌山県)

快適性や作業性が明らかに向上

東本看護師長 私が最も効果を実感しているのは、看護の現場に「臭い」がなくなったことです。現在、ポータブルトイレの上にパルプ容器を置いて使用していますが、ポータブルトイレだけの頃は、排尿後にどうしても便器に臭いがしみつき、洗ってもなかなか取れませんでした。でも今は、パルプ容器を交換するだけで事足りるので、臭いに悩まされることがなくなりました。

神保CNIC ポータブルトイレのバケツは、これまで手洗いしていました。それを考えると、用手洗浄時の職員や環境への汚染リスクも抑えられています。

西山看護部長 実は私も、汚物槽のことで気になっていたことがありました。救急外来は、汚物槽がベッドで寝ている患者さんの付近にあり、看護師として違和感を感じていましたが、汚物槽のあった場所にバーナケアシステムを設置したことで、衛生面はもちろん、気持ちの面でもさっぱりしました。病棟をラウンドしたとき、尿器がワゴンに乗っている光景を見なくなったのも、メリットの一つではないでしょうか。患者や家族だけでなく、外部の方が見えたとき、尿を目にすることがなくなりましたから。

神保CNIC 汚物室の物品の煩雑さも解消されましたよね。朝10 時ごろになると、尿量を測るために汚物室が混み合い、自動洗浄機を使っていたころは、洗浄機に入りきらない尿器が床に置かれている光景が見られました。それがなくなったことで、室内がすっきりしました。

東本看護師長 ただ、患者さんにとっては、いままで使っていた尿器がパルプ容器へと変化することになるので、その都度説明するようにしています。今のところ、使い勝手の面で不便さを訴えられたことはありません。パルプ製なので、患者さんの名前が書けるのも利点です。

神保CNIC 外科病棟からは、マルチカップのパルプ容器を「カテーテルのドレーン排液用に使う」という申し出があり、うまく活用してもらっています。従来はビーカーを使用していたため、洗浄と乾燥の必要がありましたが、その労力を削減できました。容量的にも適していると聞いています。

東本看護師長 循環器病棟では、角型トレイのパルプ容器をうがいの受け皿として使っています。最初は抵抗感を示した患者さんもいらっしゃいましたが、使用後は破棄するので清潔ですよ、と説明することで、すんなり受け入れてくれました。