特長

赤外線透過式膜厚モニタは、バッテリのセパレータ等の半透明シート・ブラックレジストなどの低反射膜・シリコンなどの厚さを測定します。実験室レベルから生産工程でのインライン全数検査まですべての場面で適用可能な赤外吸収式膜厚計です。
コンパクトなミラープローブで構成された透過型光学系を採用した赤外線膜厚計で、100点以上の波長を同時分光することで膜厚、密度、組成など複数のパラメータを精度よく測定することが可能です。

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    光干渉法では難しかった半透明シート・
    低反射膜・シリコンなどの厚さを測定

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    小型ファイバープローブ

    30mmの小型反射プローブを採用したことで、
    機器や製造ライン内のわずかな空間に取り付け可能です。
    またプローブから本体へは光ファイバのみにて
    接続しているため、耐環境性に優れます。

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    高速測定
    950~1650nmの近赤外波長を
    100点以上で同時サンプリング

    最短1msecの高速サンプリングが可能です。
    生産ライン上でリアルタイム検出計測が可能です。
    干渉フィルタ等を回転させないため、耐久性・信頼性に優れています。

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    厚さ測定再現性 0.1%以下(3σ)

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    選択可能な2つの測定アルゴリズム

    測定アルゴリズム 較正用サンプル 測定対象
    ランベルト・ベール法 1種類 厚みのみ
    最小二乗回帰法 2種類以上 複数(厚み・密度・特定成分の混合量など)

測定例(リチウムイオンバッテリのセパレータ)

厚さと塗工重量の同時測定が可能。

測定例(シリコン基板上のブラックレジストの膜厚)

反射分光による光干渉式膜厚計で難しかった
シリコン基板上のブラックレジストの膜厚測定が可能

構成